エロゲのボリュームとプラットフォームについて
エロゲとかアニメ関係は別に書いていたけど分ける必要もないかと思ってこっちに統一していこうかと思う。
エロゲのボリュームアップのネガティブな影響について - オススメ系美少女ゲーム形
はてぶでエロゲ関係について読んだので、むらむらとしてきた。
さて、エロゲの平均プレイ時間は20時間とのこと。
ほかの娯楽を考えると長い。
ドラマだったら1週間に60分だし、映画だったら1作品で2時間前後だ。
小説を読むのだってよっぽどの超大作じゃなきゃ20時間もかからない。
漫画だってさっと読める。
物語の終わりに到達するまでの時間が長いとそれだけ感動を得られるまでの時間が長くなる。
よって普通の人にとってエロゲは娯楽としては不向きなのである。
そうなると時間のある学生や無職の人達向けとなるがその層が積極的にお金を払うとも思えない、この先の話になると本筋と離れてしまうのでここまでにしておく。
エロゲを神格化するやつで触れられているように一見するとエロゲというプラットフォームは凄いように思える。(思っているやつらがいる)
絵もあるし文字もあるし声もあるしBGMもあるし女の子は複数でてきて、しかも全員攻略(一部例外)できて、おまけ(?)にえっちなシーンまである。
これって次世代娯楽だわ・・・と思ってしまうのもしょうがないね。
が、この全部入りのせいでエロゲのプレイ時間は増えていくのである。
そもそも何故エロゲがこんなに長いかというと、まずはプラットフォームのせいだろう。
ドラマなら60分の13話って決まってるし、映画なら何分か明記されてるし、本ならまず見た目の厚さでわかる、ページ数と文字の大きさからも推測できる。長くなってもある程度のところで巻が区切られている。
が、エロゲはさっぱりわからない。
どのくらい時間がかかるかわからない。
この点は娯楽として大きな問題だ。
どのくらい時間がかかるかわからないってことは今日はここまでにしとこうっていうのが難しい。
実際俺がエロゲやるときはなるべく短時間で終わらせようとするし、そうなってしまう。
終わりのない、見えない娯楽は地獄である。ネトゲとかね。
エロゲはデジタルなので際限なく容量が増やせる。
それを止める人もいないように見える。
小説や漫画だったら編集という存在がいるから、内容も長さも編集されるし、校正される。
けど、エロゲってそういうのないでしょ?
デジタルなプラットフォームと編集の不在、これらがエロゲのボリュームが増えていった原因なのではないだろうか。
エロゲという媒体はそこそこいいポテンシャルを持ってるけどそれを活かせるほど業界が力を持っていないように見える。
そのあたりは3Dエロゲがあまりに不甲斐ないのを見てもらえばわかると思う。
それこそすごい人達が本気でエロゲ作ったらどうなるかはちょっときになる。
今のエロゲって腰を据えてやるってのばっかだからさくっと気楽にできる作品がもっとでてきてほしい。
最近いいなと思ったのは美少女万華鏡なんだけど、2作まででて続編の話がさっぱりでてこないのはなんか寂しいね。